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JCGG事務局
国立研究開発法人 理化学研究所
生物科学研究棟S405

〒351-0198
埼玉県和光市広沢 2-1

JCGGシンポジウム

第20回 糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム
糖鎖科学の可能性-真のブレークスルーを目指して-
お申し込みサイトは
9月頃を予定
日 時: 2023年11月30日(木)、12月1日(金)
場 所: 東京大学伊藤国際研究学術センター
伊藤謝恩ホール

〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
主催: 日本糖鎖科学コンソーシアム
世話人 : 鈴木匡(代表)、伏信進矢、眞鍋史乃、
平山弘人、藤平陽彦
開催の趣旨
 

 日本の糖鎖科学はこれまで糖鎖の構造解析や糖鎖遺伝子の研究で国際的にリードする成果を挙げてきたものの、最近そのプレゼンスに陰りが見えてきているように思えます。昨今の“重要な科学”に研究費が集中する風潮が、これまでの日本の伝統であった、独創的なサイエンスの展開を阻んでいる部分もあるかもしれません。一方で、令和の時代を迎え、AMED-CRESTでは糖鎖科学も重要な一側面となる”プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出“がスタートし、また昨年度より東海大学機構を中心とした糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点がスタートしました。まさに糖鎖科学研究に追い風が吹いている、と言えると思います。

 日本の糖鎖科学は、現在でも研究者人口という意味では、まだ世界に決して引けを取らないと思われます。追い風が吹く今こそ、ユニークなサイエンスを各研究者が覚悟を持って推進するべきではないでしょうか?

 2003年に我が国の糖鎖科学のさらなる発展を目指し、各省庁の枠組みを超えた情報交換を目指した糖鎖科学コンソーシアムシンポジウムが東京で開催されて以来、今年で丁度 20回目のシンポジウムの開催の節目を迎えたことになります。日本の糖鎖科学に”新たな伝統”をもたらし、将来へ進むべき方向を模索すべく、本シンポジウムは“糖鎖科学の可能性-真のブレークスルーを目指して-”というタイトルで、新進気鋭の研究者に最新の知見のご講演をいただく他、企業からのホットな話題も提供いただく予定です。

お問い合わせ シンポジウム事務局へメールでお知らせください
E-mail: sympo-20@jcgg.jp
プログラム
 
■11月30日(木)
○セッション1:糖鎖生合成、代謝の不全とヒト疾患
吉田雪子(都医学研)、佐藤ちひろ(名古屋大学)、岡島徹也(名古屋大学)、
金川基(愛媛大学)、村上良子(大阪大学)
○ランチョンセミナー(1)
○産からのショートプレゼンテーション
○セッション2:糖鎖科学・糖鎖創薬における企業の貢献
余田英士(JCRファーマ)、上原啓嗣(協和キリン)、梶井靖(武田薬品工業)
○特別講演1
木下タロウ(大阪大学)
○Tamio Yamakawa Award講演
James C. Paulson 博士 (Professor of The Scripps Research Institute, USA)
○懇親会(予定)
■12月1日(金)
○セッション3:糖鎖の多様性:様々な生物における糖鎖
竹川薫(九州大学)、岡拓司(崇城大学)、Iain B. H. Wilson (BOKU, Austria)、
Yann Guerardel(Univ. Lille, France/名古屋大学)
○ランチョンセミナー(2)
○セッション4:糖鎖研究と脂質研究の融合を目指して
有田正規(理研/遺伝研)、有田誠(理研/慶應大学)、木下聖子(創価大学)、
古川潤一(名古屋大学)
○セッション5:糖鎖関連酵素をとことん極める
五十嵐圭日子(東京大学)、宮崎剛亜(静岡大学)、阪本龍司(大阪府立大学)
○特別講演2
伊藤幸成(大阪大学/理研)
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